資生堂 ゴールデンバランス&パーソナルカラーメイクアップレッスン

何十年と付き合ってきた自分の顔のことを、機械の方が良く分かっていらっしゃる。そんな時代です。

だってパーツが中心に寄ってて、横に長い丸顔の自分の顔を鏡で見るのが好きではないのですもの。

そんな人間が120分自分の顔を見つめてきた話です。




きっかけは、流行のパーソナルカラー診断を受けてみたかったことから始まります。私のフォロワーさん達が「自分の思ったベースと違う!」と何人もおっしゃっていたから。私も似合うと思っているのと違うかもしれない!と。

パーソナルカラーだけのセッションもちらほら見掛けたのですが、洋服よりメイクの系統を確かめたかったので、資生堂にしました。

まーー、予約が取れない。試行錯誤し11時のスターとダッシュ連打で何回か練習し、希望の日程を約一ヶ月前にゲットしました。

このセッションでは
①ゴールデンバランスとの比較
②パーソナルカラーのチェック
③メイクアップレッスン
の3部構成、120分になっています。もちろん個室で一対一。銀座でしか行っておらず、バランスを見る機械も銀座にしかないそうです。


3部構成と書きましたが、最初に自己メイクした顔を写真に撮り、メイクアップレッスン後と比較します。

①ゴールデンバランスとの比較
自己メイクを落として、また写真を撮ります。
資生堂さんが作った、"流行に左右されない日本人の最も好ましく見える美人顔"と自分の顔のバランスはどれくらい離れているかチェックします。
美人顔と言われ作られた顔は、確かにパッとはしないけど、気持ち悪くはない、バランスの良いものでした。美人ではないと思いましたが(笑)

あと、そのバランスによって、かわいい、女らしい、活発、クールの4タイプに印象が分かれます。

実際自分の顔のバランスはニアリーイコールでゴールデンバランスでした。
多少気になるのは、横幅に対しておでこがやや狭く、眉から顎までも多少短いこと。

目の感覚がちょっとだけ離れていて、唇がほんのひとまわりくらい小さめ。ということぐらい。
しかし、私は絶対に美人ではないし、じーさんばーさん達からかわいい(こどもみたいにかわいいの意味。機械正しいw)と言われても、キレイと言われたことはないです。

でもほぼゴールデンバランス…。何故。納得いかない…。ここから60分間、美人とは何か。を考えることになりました。



②パーソナルカラーのチェック。
スプリング、サマー、オータム、ウインターの4つのまとまりに、自分に合う色はどこが多いか、というような事を見ていきます。
スプリング…黄みがかった淡い感じ
サマー…青みがかった淡い感じ
オータム…黄み強めの暗い感じ
ウインター…青みがかったビビッドな感じ
すっごい簡単に分けるとこんなんでしょうか?

肌、瞳、髪などの色彩を見ている様です。
私は…
肌→青白い(血管が青いとか見てました)
瞳→茶色でクリアのキラキラ、輪郭がはっきりとはない。
髪→やや茶色くマット。白髪は銀色に見える

です。なにこのアイドルみたいなコメントの数々(笑)雄だったら、儚げB少年メンバーとしてジャニーズ入れたんじゃね…?笑

その後に4パターンの布を首の下に当ててどれが一番似合うか見ていきます。
赤、青、緑、黄、紫の5種類(だったかな)×4パターン(それぞれのタイプ)。

パッと表を見たとき、自分はサマーだなと思っていましたが、当て終わった結果、5種類全部が圧倒的サマーでした(笑)
青、緑に関してはスプリング、ウインターもアリでしたが、赤、黄色の黄み系に関してはサマー以外全滅。特にオータム…合わない。
でもオレンジ色が大好きな私…(ノ_<。)
わかってるの。オレンジとかマスタードとか本当に似合わない色、、。
だから、トップスには持っていかずスカートや時計、小さめのバック、サンダルとかに使うようにしていました。似合わない色は顔から離すと落ち着く。

オレンジのメイクが似合わなくて困る相談をしたら、ピンクよりのオレンジを薄くつけると良いかもと教わりました。
ここからがメイク実践編です。



③メイクアップレッスン
今回の要望は「休日、目がはっきりする、濃すぎない、写真写りが良く見える」

[ベースメイク]
自然の仕上がりを活かした方が良いとのアドバイスでファンデーションはリキッドをブラシで。
日頃シワになりやすい部分はそっと撫でる程度で殆んどつけずに。
毛穴が気になる頬の上部はそっとトントンして着けてく。鼻はブラシの先でいろんな方向から叩いて入れていく。
シミが気になる部分は肌より暗めのコンシーラーを筆に取って少しずつつける。

下がりまつ毛で目尻にアイライナーやマスカラがにじむのが悩みだと伝えると、涙袋のところにはフェイスパウダーをアイシャドーブラシでたっぷりつけると滲みにくいと教えてくれました。

仕上げのパウダーはTゾーンはパフで押さえてその他はブラシでさっとつけました。


[アイブロウ]
眉尻が下がり眉なので、目尻と平行より下がる毛はカットして、毛先は少しだけ長く書く。
目が離れているので、眉頭は鼻の側面にそって、産毛までぼかしながら書き足す。


[アイメイク]
アイラインはまつ毛の隙間をうめる。目尻が下がってるから、下がりすぎないように7m長く力を抜いて伸ばす。隙間を埋めるのはペンシルが良いけど、目尻が上手くいかなかったらそこはリキッドでもオッケー。目が離れているので、私は目頭ギリギリまでアイラインを入れる。

マスカラはたっぷりつけて、2度付けをしてしまってよいと。重いのが嫌でさっとしかつけなかった。束になって残ったのはマスカラブラシで上側から巻き取るように取る。最後に下から上に持ち上げる。

アイシャドーは1色だけ入れていました。私が思っていた範囲よりだいぶ広くて、青く淡い透明感のあるバイオレットをくぼみの骨のところまで。

ハイライトは目の下、頬の上部まで。チークと重なって良い。もう1つ、目頭の横に入れて前後に伸ばす。目と目が離れているならハイライトを入れると余計広く見えそうだと思っていたのですが、濃淡を利用するためにいれた方が良いそうです。


[チーク]
鼻の横から指1本分をあけて、斜めに楕円に入れる。顔が丸いから、今まで斜め上に適当に入れてた(笑)


[リップ]
口は小さいので、輪郭ギリギリまで塗ること。はっきり見せたい時はリップペンシルも可。
今回はピンクよりのオレンジで、そんなに変じゃないオレンジを選んで貰いました。


このレッスンでは半分を先生が、半分を教えてもらいながら自分でやります。だから、時間もかかるけど、確実に覚えられる。

バランスを分析してからメイクをするので、どこに何をするとバランスが良くなるのか知りながら、描くとが出来ます。

最後にメイク後の写真を撮って、レッスン前のセルフメイクと比較します。
うんうん、セルフでもマスカラ使ったし、アイラインも入れたけど、写真写りは良くなってるしケバくはない。

何より、その後キントレ2時間を含む8時間後まで目立った化粧崩れはなく、一番気になっていたアイライン、マスカラが目尻に滲んでくる減少はほぼなし!粉って凄い。この時期は仕上げのパウダーだけはとれまくるので、頻繁に直すか、全面パフでもいいかなって思いました。


メイクレッスンを受けながら思ったのは、バランスの良い顔に近付けるだけが、美人になることではないと言うことです。

自分の持つ、透明感と丸顔、涼やかなメイクをしても鋭くならず、柔らかい雰囲気を残せるという部分を活かした方が"美しいもの"に近付けるように思いました。

自分を知ること。
特徴を活かすこと。


それを教えて頂け、価値のある時間を過ごせたと思います。